夢の国へ、
ひと晩の物語。
クララのお誕生日。お祝いに集まったみんなから、つぎつぎとプレゼントが届きます。そのなかにあったのが、あのくるみ割り人形でした。
その夜、クララは夢を見ます。目をあけると、そこは見たこともない国。お姫様になり、兵隊になり、ときにはネズミにもなって、クララは駆けぬけていきます。たどりつく先は、まだ誰も知らない未来。
めまぐるしくて、息をのむほど美しい。けれど夢の国には、悲しいことも、貧しいこともありました。ひと晩のあいだに、この国はいくつもの顔を見せます。
やがて朝がきて、クララは目を覚まします。ひと晩の旅から、クララがたったひとつ持ち帰ったもの。それが何だったのかは、ぜひ舞台でお確かめください。
